夫の実家が遠方にある皆さん!
お盆や年末の帰省は、やっぱり疲れますよね。

ふぅ…
荷物のパッキングや長距離移動、義実家での気疲れや、生活習慣の違い…
義実家との関係がまあまあ良好な私でも、毎年神奈川県から鹿児島県へ帰省するのは大変だなぁと思うこともあります(汗)
今日は、そんな帰省を少しでもラクに、そして自分が楽しめる要素を取り入れる「旅する帰省ノート」の作り方をご紹介します。
大学時代から使ってきた手帳は数知れず…
新製品を見れば買い漁っていました時代もありましたが、最近は気に入ったアイテムを長く使っています。
ほぼ日手帳weeksの使い方について、雑誌ESSEに掲載されました。
誌面の一部はこちらでご覧になれます。
▶︎手帳の効率が120%アップする使い方。家事にも余裕が生まれる-ESSE online-
取材を受けた感想や誌面の解説はこちら!
帰省時期が近づくと気が重くなる理由
2019年夏の「帰省に関するアンケート」によれば、妻の70%は夫の実家に帰省することについて、マイナスイメージを持っているようです。
例えば…
- 洋服やメイク道具、手土産などの準備で、出発前からクタクタ…
- 完全アウエーな義実家で、恒例行事に参加。台所を手伝おうにも、どこに何があるか分からない…
- お盆やお正月は、ほとんど会ったことのない親戚にも「嫁です」と言ってお酌をしたり…
まあ、そりゃ夫の親戚は基本的に他人ですから、疲れますよね(汗)
その上、帰省先は夫にとっては「生家」な訳ですから、妻の帰省ストレスがなかなか理解できない…

これがまた腹立つんだよね!
帰省中は他人のペースで過ごすことは、ある程度しかたがないことかもしれません。
でも、自分のできる範囲で負担やストレスを軽減したり、旅を楽しむ要素を盛り込むことは可能です。
そのために私はお気に入りの手帳を活用しています。
必要なことと好きなことを詰め込んだ「旅する帰省ノート」、作ってみませんか?
ご不幸などの急な帰省でも、帰省ノートがあれば準備が短時間でできます。

帰省ノートに使用しているノートや文具
私が作っている帰省ノートは、主に2つのパートに分かれています。
- 帰省をラクにするための「データ編」
- 帰省を楽しむための「旅ノート編」
それぞれの項目についてご紹介する前に、簡単に私の使っているノートや文具についてご紹介しておきます。
私が使っているノートはデザインフィルの「トラベラーズノート」です。
サイズはA5スリムで、A4用紙(3つ折り)や飛行機のチケットもすっぽりおさまります。
ちょっと無骨な革カバーが魅力のトラベラーズノートですが、私は「帰省ノート」に関してはリフィルのみ使用しています。
リフィルノートのラインナップは、横罫/方眼/無罫/日記/軽量紙とありますが、私は軽量紙を使うことが多いです。
理由は、紙が薄いのでページ数が多いのに、軽いからです。

旅の荷物はなるべく軽くしたいよね。
リフィル単体で使うのは汚れも怖いし、ポケットがないので、別のメーカーの透明カバーをつけています。
こちらのラダイトのノートカバー、なんとトラベラーズノートのリフィルにぴったりなんですよ!
(リフィルの幅が11センチ、カバーの幅は12.7センチなので若干余裕があります。
しかし切符やパンフレットを貼り付けていくうちにリフィルがおデブになってくるので、ちょうどいい感じです)

帰省ノートに使っている主な文具は、次の通りです。
- ペン(スタイルフィットシグノ)
- 日付印
- シール
- マスキングテープやステッカー
- テープのり
- インスピック(写真をシール紙で印刷できるちいさいプリンター)
帰省の途中で寄ったお土産屋さんやサービスエリアで、ぜひ購入して欲しいのがご当地マステやステッカー!
これがあると、帰省ノートが華やかになるし、だんぜん愛着が湧いてきますよ!
帰省をラクにするためにデータをまとめる
帰省ノートのデータ編です。
これはノートの一番後ろのページから書いています。
私は1冊のノートを2〜3年間(帰省5〜6回)使うので、蓄積するデータは、「いかに数年後の自分がラクになるか」を考えて書きます。
義実家、親戚、猫を預けるペットホテルの連絡先など、スマートフォンを無くしてもなんとかなるように書いておきます。
- 貴重品(忘れがちなETCカードとかポチ袋も)
- 化粧品
- 下着類
- 洗面用品
- 常備薬
- ガジェット類
「出発が迫っているのに、どうも気分が乗らなくて全然準備が進まない…」なんて時も、とりあえずここを見れば最低限の必要なものが書いてあります。
簡単な家系図を書いています。
たまにしか会わない親戚は「あれ?誰の兄弟だっけ?」となりがちなので…
また、姪っ子や甥っ子のお年玉の額もひっそり書いておきます。
家系図のテンプレートはKOKUYOから発売されている「ジブン手帳 LIFE」をコピーして貼り付けています。
こちらから持っていく手土産のリストです。
渡すひとと、その人の好物がわかっていれば記入。
帰省先でお土産を買う人のリストと、好評だった品物を記入しています。
お世話になった方に、帰省先から品物を直送する場合は住所も記入。
これらは帰省の準備をラクにするためのものです。
特に手土産とお土産のリストは、買い忘れがなく安心ですし、好評だったものをメモしておくと、何を買おうか迷った時の助けになります。
帰省を楽しむための「旅ノート」
「旅ノート編」は、ノートの前から書いていきます。
基本的にはTODOと行動記録がメインになります。
親戚付き合いは「同じ時間を過ごし、エピソードを積み重ねる」ことで楽になってくることも多いはずです。
「帰省先で話題がない!」という悩みは、日記ページにエピソードを記録しておくと、数年後には解消されると思いますよ。
帰省の日程と写真を貼るページを作ります。
ページの端にマスキングテープを貼っておくと、見出しになるので便利です。
帰省の期間の前後も含めたTODOを記入しておきます。
- 出発4日前に、宅配便を発送
- 帰宅翌日に、ペットホテルの清算に行く
帰省中に使った費用をまとめておくページです。
出発前に購入した交通費や手土産の支出記録は、先に書いておきます。
帰省費用が多すぎると思う場合は、このページを活用してしっかりデータをとってから、旦那さんと話し合うのが良いと思いますよ。

出発の日から帰宅する日まで、1日見開き1ページ使用します。
左ページにはその日の予定と着ていた服装、右ページには日記や写真を貼っています。
1日1ページの枠を出発前に作っておくことで、夜寝る前や移動時間にササっと日記を書くことができます。
- 飛行機や新幹線の時間に合わせて、乗り継ぎや家を何時に出るかまで書いておくと、安心です。
- 着ていた服装を書いておくと、翌年の帰省の際にめちゃくちゃ参考になりますよ。
私はご当地スタンプを集めるのが趣味なので、サービスエリアや観光地で押しています。
また箸袋やショップカードなどの紙ものを貼ったりしています。

帰省旅の満足度をあげる「やりたいことリスト」
帰省のマイナスイメージには
- 自由時間がない
- 自分の楽しみがない
という理由もあると思います。

バツイチな私が1回目の結婚生活で、帰省するのが苦痛だった理由はコレ!
そこで、「帰省ノート データ編」には「やりたいことリスト」のページを作っています。
- 行ってみたい場所(観光地や夫の母校など)
- 食べてみたいもの(ご当地B級グルメなど)
- 買いたいもの(駅や高速のサービスエリアで話題のお土産など)
私の義親や親戚は「どこか行きたいところある?」と聞いてくれる場合もありますので、そのときにはすかさずこのリストの中からリクエストします。
昨年は九州を中心に展開するファミリーレストラン「Joyful」に行ってきました。
義母にとっては日常的に利用しているファミレスですが、私は初体験!!
コロナ禍で東日本の店舗を中心に閉店が相次いでいるので、この機会に訪れることができて大満足でした。

憂鬱な帰省でも、なにかひとつ自分のために楽しいことをする。
これだけで、かなり帰省旅の満足感が変わってくるものです。
夫と2人で出かけられる日があれば、その時にガッツリ観光しても良いですし、ずっと家族行事が続くようでしたら、新幹線の駅やサービスエリアで食べてみたいお土産を調べておくのもオススメですよ。
おわりに
私が作っている「帰省ノート」についてご紹介しました。
このノートを作ることで、私はこんな変化がありました。
- 忘れ物がなくなる
- 服装選びが楽になる
- 帰省を自分なりに楽しめるようになる
帰省は義務ではなく「旅を楽しむチャンス」だと考えると、ちょっとワクワクしてきませんか?
必要なデータと家族の想い出を、同時に残すことのできる「旅する帰省ノート」。
家族構成などによって必要な部分は変わってくると思いますので、取り入れられるところから、ぜひ試してみてくださいね。
「旅する帰省ノート」について、株式会社自習ノート様からインタビューを受けました!