夫の祖母が亡くなりました。
義父母にどんな言葉をかけたらいいんだろう…
肉親を亡くした義親に対して、なんと声をかけたらいいいのか…
悲しみを共有しつつ
かつ失礼のないように
でも他人行儀にならないように…
と考えると、どのような言葉をかけるのか、悩んでしまいますよね。
今回の記事では私の経験をもとに、義親にかけたお悔やみの言葉や孫嫁の役割について紹介します。
突然の訃報を前に、不安な気持ちの方の参考になればうれしいです。
- 孫嫁は葬儀に参加するべき?
- お悔やみの言葉(対面の場合、メールやLINEの場合)
- 孫嫁の役割や実際に私が手伝ったこと
義実家の葬儀に参列するために準備したもの(お香典やお供物)や、孫嫁としてのマナー(服装や小物)については、下記の記事で詳しく解説しています。
【完全版】孫嫁として葬儀に参列する際の準備と心構えを紹介します実家では本家の長女で、婚家では長男の嫁。
親戚が多い(おじおばが10人!)ため、年齢の割に冠婚葬祭の経験は豊富。
2019年に夫の祖母と自分の祖母が相次いで死去。
義親は70代後半で、鹿児島県在住。
義実家との関係は、それなりに良好。
これは亡くなった義祖母と夫の関係性や、それぞれの家族の考え方によると思います。
我が家の場合は、夫は初孫で義祖母と一緒に暮らした期間もありました。
また親戚付き合いの密な家柄というのもあり、孫嫁である私も参列することになりました。
小さいお子さんがいるとか、仕事がなかなか急に休めず参列できない場合は、“夫を通して”義親に早めに「相談」するのが良いと思います。
嫁から直接相談するよりも、義親にとっては実の息子である夫から話してもらった方が角が立ちにくいですよ。
義祖母の葬儀となると「生前会ったことがない」ケースもあるかもしれません。
しかし葬儀への参列については、生前の親しさは関係ありません。
あなたの立場は「孫の妻」。
孫である夫とセットで行動しますので、葬儀場の席は親族側の座席に座り、お焼香の順番も夫の次となります。
葬儀で義親に会ったとき、なんて挨拶したらいいいのか…
適当な言葉が見つからず、悩んでしまいますよね。
知人などの訃報でしたら
「このたびは、ご愁傷様です。」
「こころからお悔やみ申し上げます」
などと挨拶します。
しかし義親に対しては身内ということもあり、これでは少し他人行儀に感じてしまいます。
夫の祖母が亡くなった際、私が義母に伝えたのはこんな感じの言葉でした。
「この度は突然のことで…とても残念ですね。
お義母さんも疲れていると思いますので、お手伝いできる事はなんでも言ってくださいね」
気をつけたポイントは、以下の3つ。
- 私も夫の祖母が亡くなってとても残念に思っていることを伝える
- 義親の体調を気遣う
- お手伝いを申し出る
葬儀の采配を振るう側の人はとても忙しく、葬儀屋さんと相談して決める事が山ほどあります。
また亡くなったその日からお通夜までの間は仮通夜といって、泊まり込んで夜通し線香を絶やさないようにする風習があり、自宅でゆっくり眠れない日々が続きます。
孫嫁という立場ではできるお手伝いは限られてしまいますが、力になりたいという気持ちは伝えましょう。
新型コロナウイルス対策で、葬儀に参加したくても叶わないケースもあります。
この場合は、電話やメール、LINEでお悔やみの言葉を伝える機会があるかもしれません。
私ならどんなふうに伝えるかな?と考えてみました。
「○○さん(夫の名前)から聞き、本当に驚きました。さみしくなりますね。
本来ならば直接お見送りしたかったのですが、このような状況のため、失礼をお許しください。
落ち着いた頃に改めてご焼香に伺います。
お気を落とされませんように、ご自愛くださいませ。」
気をつけたポイントは、以下の3つ。
- とても残念に思っていることを伝える
- 葬儀に出席できないことを詫びる
- 義親の体調を気遣う
葬儀に参列できない場合でも、お香典や弔電を送ることで弔意を表すこともできます。
生前可愛がってもらっていたなど、特に故人を悼む気持ちが強い場合には、義親に申し出てみるのも良いと思います。
▶︎【ハート電報】文例集から選ぶだけ。お花やお線香のセットもあります。
葬儀でたくさんの人に会うけど、誰にどんな挨拶をしたら良いのか、悩む…
葬儀では会ったことのない親戚や近所の方など、たくさんの方と接することになると思います。
その際の受け答えとして、コレを覚えておくと
【トンチンカンな対応をせずにすむコツ】
をご紹介します。
葬儀で会う人は、基本的に2種類に分けられます。
「身内」と「他人」です。
身内(親族)→義親やおじおば、従兄弟といった親戚
他人→葬儀に参列してくださった方
例えば…
*義祖母が生前とても親しくしていたご近所さんであっても「他人」
*生前、義祖母と一度も会ったことがない孫嫁でも「身内(親族)」
ご近所の方など「他人」からしてみると、孫嫁のあなたは「身内(親族)」となります。
「身内」と「他人」へのお悔やみの言葉の使いわけは
身内(親族)に対して→「ご愁傷様です」
他人(参列者)に対して→「(義祖母が)生前はお世話になりました」
となります。
孫嫁という立場は、故人との距離が近いような遠いような微妙な立ち位置です。
しかし親族のひとりとして、参列者にはお礼を伝えるようにしましょう。
また受付などを担当する場合で、弔問客から弔意を受ける場合は
「恐れ入ります」
「ご丁寧にありがとうございます」
が正しい返事になります。
葬儀場にはたくさんの人が出入りしていて、身内と他人を見分けるのは難しいかもしれませんが、このふたつを使い分けられると、そつない対応ができますよ。
最近は葬儀場での葬儀がほとんどだと思います。
基本的には葬儀社のスタッフが運営を担いますが、孫嫁としてできるお手伝いを紹介しておきます。
でしゃばりすぎるのも良くありませんので、あくまで控えめにお手伝いを申し出てみてください。
まずできることといえば、孫である夫のサポート。
90歳を超えた高齢者が亡くなった場合、葬儀を出す世代が70代ということも珍しくありません。
葬儀屋さんとのやりとりや、火葬場までの車の運転など、孫世代が親世代を助けてあげられる場面も多いと思います。
孫世代が夫婦で参列するとなると、当然その子どもであるひ孫世代も全員集合することになります。
葬儀・告別式は長い時間大人のペースで過ごす場面が多いですし、騒いだりもできません。
あまりうるさくならないように、一緒に遊んであげると良いと思います。
葬儀のための帰省(3泊4日)の間、私が実際手伝ったことは
- 義母の喪服の着付けの手伝い
- 弔問客へのお茶出し、片付け
- 火葬場での軽食やお茶菓子の買い出し
- 葬儀で使用したお花を参列者で持ち帰るため、人数分に分けて包む
- (親戚が一緒に義実家に泊まっていたので)食事の支度の手伝い
義実家での葬儀は初めての経験で、かなりアタフタしましたが、義母に指示を仰ぎながら、微力ながらもお手伝いができたかなと思います。
黒いエプロンは念のため持参しましょう。
喪服を汚さず、安心してお手伝いができますよ。
エプロン以外にも、準備するものはいろいろとあります
孫嫁として葬儀に参列するために用意すべきものは、こちらの記事で紹介しています。
【完全版】孫嫁として葬儀に参列する際の準備と心構えを紹介しますお葬式というと地方によって風習が違ったり、たくさんの人と接することで、とても気疲れすると思います。
嫁業の中でも、かなりハードルの高い行事の一つですよね。
でもわからない事は義母に聞く(指示系統を守る)ことや、周りをよく観察することで、なんとなく馴染めてしまうことも多いですよ。
でしゃばり過ぎず、ほどよく気の利く嫁をイメージして行動してみてください。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
帰省専用のノートを作っておくと、準備が楽になります。
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