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猫を看取ることは自分のエゴと戦うこと

こんにちは。KIKOです。

今日はちょっと悲しいお話です。
心が痛んでいる方は、回れ右してくださいね。

そしてあえて画像無しの日記です。
貼る写真を選んでいたら涙が出てきちゃいました…

病状が悪化しています

16歳になる我が家の息子猫さん。
Twitterにはときどき写真をアップしていますが、おとぼけ顔の白黒の猫さんです。

2019年に尿管結石で入院手術を経験し、そこそこ高齢なこともあって通院服薬を続けながら余生を過ごしていました。

しかし。

ここにきて、そろそろ彼の寿命も終わりが見えてきました。

3年前に尿管が詰まったことで、片方の腎臓はほぼ機能を失い、慢性腎不全に。

そして2022年初めから甲状腺亢進症を発症。

甲状腺亢進症というのはホルモンの数値が高くなり、活動が活発になること。

実際とっても元気でした。ご飯はよく食べるし、もともと温厚な彼がにゃーにゃー鳴いて人間とのコミュニケーションをたくさん取ってくれます。

数値の悪化していた腎臓も甲状腺ホルモンのおかげなのか、少し機能が強化されたらしく数値も安定して…

ですが、活動が活発になるということはエネルギーもたくさん消費するわけで。

また腸の動きも活発すぎて、消化不良からの下痢へ。

この半年で1kg近く痩せました。
(猫の1kgは人間に換算すると10kgに匹敵します)

そして…
今度は腸内のリンパ腫の疑いが…

まだエコーで診ただけの診断で確定ではありませんが、先代の猫さんからお世話になっている、信頼できる主治医の見立て。

その可能性は低くないと思っています。

人間にできること

リンパ腫の確定診断は、内視鏡で腸内の組織を採ってきて行うそうです。

猫さんのことなので、内視鏡を使うときは当然全身麻酔。
麻酔というのは、とても腎臓に負担をかけます。

また内視鏡検査を行なっても、採れる組織の部位によっては、確定診断が出ないこともあるそう。

まだ検査のできる大きな病院を受診していないのでわかりませんが、確実ではないリターンに対して、高いリスクを払うことになります。

そしてリンパ腫=癌ですから、治療もとても負担の大きいものに。

リンパ腫単体の治療で、体力のある若い猫さんならチャレンジするメリットも大きいと思いますが、うちの息子猫さんでは検査・治療の一つ一つを行うことで、命の終点を迎えてしまう可能性もあります。

人間にできることは、残酷ではありますが、どこまで検査や治療を行うか検討し決めること。

これは、「自分のエゴと戦うこと」だなと感じています。

おわりに

彼にはずっと元気で生きてほしい。

そう願って毎週の通院も頑張ってきました。
1日4回の服薬も頑張ってきました。

でも、もしかしたら頑張ってきたのは私であって、彼の温厚さに甘えて息子猫さんを頑張らせすぎていたのかも…

そろそろ終点を決めるころです。
家族みんなが、笑顔で納得して見送れるように。

今年の夏は、息子猫さんファーストで過ごします。
彼が楽しく過ごせる生活を優先したいと思っています。

もちろん彼の命を諦めたわけではないので、負担の少ない方法での検査や美味しく飲める服薬の方法などこれからも模索し続けますが。

人間のエゴが爆発しないように。
こうしてブログに心境をまとめてみました。

誰の役にも立たない文章ですが、ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

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