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ホルモン補充療法を3週間継続しての雑感

更年期障害によるイライラや発汗に悩まされていた私。
先月更年期外来を受診し、ホルモン補充療法を開始しました。

治療を開始して3週間経ったので、感じた効果などをシェアしたいと思います。

▼更年期外来受診のレポートはこちら

ホルモン補充療法は体質や既往症によっては選択できない場合もあります。

(ガンや腎臓肝臓の病気、子宮筋腫など)


また漢方やプラセンタは市販もされていますが、ホルモン値によっては効果の薄い場合もあるかと思います。


更年期症状がつらい場合には、婦人科や更年期外来の受診をお勧めします。

下記のサイトでは、更年期障害を相談できる医療機関を検索することができます。

この記事を書いた人

KIKO

40代前半に再婚し、不妊治療を3年経験。
子どもは授かりませんでしたが、ごきげんな毎日を送っています。

メンタルの安定のため、すでに「加味逍遙散」という漢方を服薬中。
ちなみに実母の閉経も、40代中盤頃と早かった。

ホルモン補充療法とは

「更年期」という言葉は閉経の前後5年、合計10年間を指します。

ねこさん
ねこさん

更年期の期間は、閉経してはじめて正確に分かるんだよね

この期間はホルモンバランスが崩れ、さまざまな症状に悩まされます。

私が特に辛かったのはイライラとホットフラッシュ。

2年ほど前から「加味逍遙散」という漢方を別の病院で処方してもらっていましたが、この夏は漢方の効果を上回るつらい症状が出てきたので、貼り薬と飲み薬でホルモンを補う治療を始めました。

私が今処方されている薬
  • エストラーナテープ0.72mg(2日に1回)
  • エフメノ100mg×2(2週間/月だけ服用する)

ちなみにエストラーナテープはエストロゲンを補充するもの、エフメノはプロゲステロンを補う薬です。

エストラーナテープはこのようなテープ状の貼り薬でお腹に貼ります。

私は0.72mgを1枚、2日に1回貼り直す形で処方されていますが、本来はもう少し多い(たぶん2枚同時に貼る)のかなと思います。
初診でホルモン値の結果が出る前に治療をスタートしたので、半量で始めましょうとのことでした。

この「2日に1回お風呂上がりに貼り直す」って忘れがちだし、貼り直す日が分からなくなってしまいがち…(汗)
そんな時は…貼り直す日付をパッケージに書き込みます。

ねこさん
ねこさん

これなら貼り直す日を間違えないね!

エフメノはこんな錠剤。

乳白色の柔らかい丸いカプセル

こちらは日光に当たると良くないそうで、遮光袋に入って処方されます。
副作用として眠気が出るので、就寝前に服用するという指示がありました。

1ヶ月のうち14日間だけ服用するので、やはり日付を書いておきます。

ちなみに私の場合は今のところ副作用は感じていません。
下腹部がモヤモヤするような違和感はありますが、これは更年期になる前から生理前に感じていたもの。

特に治療を開始したからというわけではないと思います。

更年期症状の解説やホルモン補充療法の詳しい内容、自分でできるセルフケアまで掲載されているこちらの書籍、とてもオススメです!

更年期外来で説明された内容は、ほぼこちらの本で読んだ内容と同じでした。

「プロゲステロン?エストロゲン?」とホルモンの名前を聞くだけで、頭の中にはてなマークが飛び交う方(昔の私です 笑)には、とても参考になると思いますよ。

効果その1 メンタルが安定した

ホルモン補充療法を開始する前は、すぐにカッとなったり、些細なことで落ち込んだりしていた私。

「日常生活に支障をきたすほどのイライラ」とは、ちょっとしたことで叫び出したくなるほどの衝動があったり、些細なことでクヨクヨ思い悩んだり。

例えば
・フリック入力をミスしただけで、スマホを投げ捨てたくなる
・お気に入りのカフェで、狭い席に通されただけで思い悩む
・夫さんのちょっとしたおふざけに、本気で怒ってしまう
・夫さんの靴下が脱ぎ捨てられているだけで、「ああ、私は一生この人の散らかしたものを片付けて過ごすんだ」と絶望する

更年期外来を受診してきました

エストラーナテープを貼り始めて1週間くらいで、心が穏やかになったと感じられました。

イライラに関しては沸点が高くなったし、外からのストレスに対しても、心の中に底板が出現したと言いましょうか、動じず怯まず、粘り強く考えたり交渉したりできるようになったと感じています。

実はこの1ヶ月くらいの間は飼っている猫さんの具合が悪く、大きな病院に検査に行ったり、細かく体調を管理したりと、身体も心もしんどい生活が続いていました。

そんな中でも心折れずに家族や動物病院の先生と話し合い、いろいろな決断を下せたのはメンタルの安定があったからこそだなと思っています。

猫を看取ることは自分のエゴと戦うこと

このメンタルの変わり身には、自分でもびっくりしました。
逆にいうと、ホルモンのせいでメンタルがこれだけアップダウンさせられていたという事。

ここ最近はイライラして夫さんと険悪なムードになったりしていましたが、これは「ホルモンが足りない」という物理的な原因があったわけです。

お互いに気をつかったり喧嘩して消耗したりしていましたが、お互いの性格や行動が悪いわけではないし、ましてや愛情が足りないということでも無かったようです!

KIKO
KIKO

良かった!(涙)

効果その2 寝汗が減った

治療を始める前は、就寝中に背中がカーッと熱くなり目が覚めることが多かったのですが、その症状はなくなり、睡眠の質も上がったと思います。

まだ起床後にホットフラッシュのような発汗がありますが、量が減ったので汗かぶれにならず済んでいるのが嬉しい!
起床後だけなので、朝シャワーをサラッと浴びれば解決しますからね。

そういえばこんな商品を見つけました!

イギリス発のホットフラッシュ対応のインナーウエア。

なんでも冷却素材を使用していて、カーッと熱くなった肌を冷やしてくれたり、温度調節機能があるので汗で冷えた体を温めてくれたりするそう。

外出先、特にクーラーの効いたお店でホットフラッシュによる大汗をかくと、そのあと冷えちゃってつらかったんだよね…

このキャミソール、現物をチェックしたいこところですが、販売は通販か大丸梅田店のみらしい。

KIKO
KIKO

残念…大阪にお住まいの方、肌触りをチェックしてきてほしい…

おわりに

ホルモン補充療法を始めて3週間が経ったので、感じた効果などをご紹介しました。

上にも書きましたが、ここ最近は猫さんの体調不良や家族のトラブルがあり、以前の私なら「キーッ!」となって周囲にキレ散らかしていたかと思います(汗)

このタイミングでホルモン補充療法をスタートさせていて、ほんと助かった!!というのが、心の底からの感想です。

ねこさん
ねこさん

あのイライラモンスター状態だったら、更年期クライシスになっていたかもね

「更年期外来にかかったら、すぐに治療をスタートしなきゃいけない」と思っていませんか?
私はホルモン値を測るだけ・相談をするためだけに婦人科を受診するのも、アリだと考えています。

  • 今の自分の身体の状態を確認すること
  • どんな治療の選択肢があるのか知ること

このふたつを病院で確認して、実際に治療するしないを決めるのは貴女自身。

もちろん病院では治療をオススメされるかと思いますが、ホルモン補充療法は長く続く治療なので、始めるタイミングや通う病院は慎重に吟味したいところですよね。

「家族と相談して検討してまた来まーす」でも、もちろんOK!
婦人科検診のついでに、ちょっと相談してみるのも良いと思います。

貴女の毎日が、少しでも心軽く、実り多いものになりますように!!

更年期症状に対してよく処方される、3つの漢方薬が配合されているのが命の母!

更年期外来に通うまででもないけど、ちょっと不調を感じているという方は試してみるのもいいですね。

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